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ネパールの環境は安全な日本では想像出来ない位、劣悪です。
〇激増する交通事故に追いつかない救急精度。
〇回復できない凄まじい環境汚染。
〇異常気象による雪崩や洪水。
障害のある人が目立つようになった街では、WHOの警告どおり多くの命が失われているのは間違いないでしょうが、ローカーストは医者には行けないので実態は誰も分かりません。
事故や健康へのリスクを天秤にかければ、観光や体験ボランティア等でのネパール渡航は割に合わないと思います。
特に、扶養する家族がいる人は行かない事をお勧めします。
事故の時、海外旅行保険が問題なく支払れると思わない方が無難です。
トレッキングとヒマラヤ展望の役立ち情報は下↓です。 |
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首都カトマンズは水不足で
不衛生、大気汚染も深刻で
長期滞在は健康と引き換え |
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○部族間の対立に注意。 |
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街でバンダを見かけたら
・近づかない
・写真を撮らない
最初は身近な生活上の不満を訴えていましたが、最近では部族間格差の解消や自治を求め過激になっています。
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運転手に暴行するバンダ参加者 |
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2014年には、バンダを抜けようとしたツーリストの車が壊される事件が発生しました。 |
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○交通機関は危険だらけ |
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ネパールで長距離を移動する場合
・お金があれば迷わず飛行機を利用する〜時々落ちるが車よりは絶対安全。
・バス利用なら料金の高いツーリストバス(同じツーリストバスでも高い方)を利用する。
・長距離、短距離を問わず夜行バスは利用しない。
夜間のバス利用者はローカーストが多いので事故にあった時の扱いは最低です。
・昼間でも山岳地帯を走るローカルバスは可能な限り避ける。
崖からよく落ちるがニュースにもならない。
・交通機関を利用する場合は出来るだけ予定を詳しく友人や家族に伝えておく。
身元確認は杜撰。
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時々、飛行機の墜落事故がニュースになりますが、これは外国人が乗っている場合で、ニュースにならない自動車の死亡事故はネパールでは日常茶飯事です。
山間部では、ガードレールも無い狭い道路から深い谷底に転落し、何日も発見されずに全員死亡と言うケースも珍しくありません。
最近は取り締まりが厳しくなり無免許は減りましたが、例え免許があっても運転手の質は低く、日本人から見れば交通ルールは無いも同然です。 |
川に落ちた乗合ジープの引き上げ
運転手は17歳の無免許少年だった
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特に運転手が酒を飲んでいる場合が多い夜行バスと、一人でも多くの客を乗せようと無謀な追い越し合戦を繰り返すローカルバスは危険ですし、最近急増した日本製のハイエース等を使った速さが売りもののツーリストマイクロも無理な追い越しで良く事故を起こします。
事故現場から死体をトラックに積んで運ぶ場面を見ましたが、身元確認は杜撰でそのまま無縁仏にされてしまいそうでした。
命の値段もタダ同然で、以前、私が所属していたNGOのネパール人スタッフがバス事故で死亡したとき、バス会社から支払われた慰謝料は日本円で僅か約5万円でした。
ところが、運転手に対する事故の罰則は厳しく、警察沙汰になると逮捕されることが多いことからひき逃げや証拠隠滅の轢き殺しが横行していると聞きました。
轢き殺されて死体をどこかに埋められたら旅行保険の請求も出来ないでしょう。
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○怖いのは山間部の強盗殺人 |
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いきなり飛び出してきて旅人を殺す問答無用の強盗殺人を避ける為
・見通しの悪い山間部では単独行動は厳禁
・高額な腕時計などの装飾品は身につけない
・必要な現金はその都度ATMで下す
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経済発展に伴い貧富の差が拡大、泥棒、強盗が増えています。
例え寝る時でもお金は身に着けておくのが安全ですが、一番は盗まれるような金品を持たない事です。
最近は、ヒマラヤ奥地でも主要な村にはATMが普及してきましたので、必要の都度少額を降ろすことができます。
一番怖いのは山に出没する強盗で、先ず旅行者を殺し金品を奪ってから証拠隠滅のため死体を隠します。
行方不明のトップは、平和ボケした日本人と単独行動が好きなドイツ人です。
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行方不明者が多いアンナプルナ |
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以前読んだ某旅行誌に「一人かと聞かれたら後から知り合いが来る」と答えなさいと書いてありましたが、こんな助言を信用しないでください。
無抵抗でお金を渡せば助かるなどと思うのは甘い考えです。
一つしかない命を守るには、慎重すぎると言う事はありません。 |
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○命に係わる狂犬病やコレラ |
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ネパールでは野犬が溢れ、運次第で簡単に赤痢やチフスにかかります。
・A型肝炎や腸チフス、破傷風などは事前に日本で予防接種を受ける
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・犬に噛まれたら即帰国する(発病すると致死率99.99%です)
・生ものは絶対に食べない
・下痢が収まらない時は帰国するか早めに大きな病院に行く
・インド製の薬は強すぎるので注意
・最悪の場合は迷わずヘリコプターでカトマンズに戻る
ネパールは日本人から見れば極めて不衛生です。
山岳部では食器は洗っても、頻繁に使うシロウタ(スパイスを擂り潰す石版)やチュレシ(台に付けた包丁)などの大きい調理用具を洗う所を見たことがありませんし、折角洗った食器も雑巾(布巾も雑巾も一緒です)で拭きます。
旅雑誌で美味しかった等との投稿文を見る事がありますが、ホテルでさえ作るところを見たら殆どの日本人は食べられないと思います。
長期滞在の場合は可能な限り自炊をお勧めしますが、招かれた食事は運を天に任せるしかありません。
山奥で発病した場合は動けるうちに下山しましょう。
様子を見ているうちに動けなくなったらヘリコプターを頼むしか無くなります。
料金は最低でも25万以上かかります。
但し、お金を払うという保証がないと来てくれませんので、伝手のない方は日本大使館にお願い(嫌がられるでしょうが税金を払っているのですから堂々と依頼)するのが確実です。
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ホテルの洗い場
洗濯も食器も同じバータ
(洗い桶)を使う
頻繁にレスキュー
ヘリで運ばれる病人
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